映画「プラチナデータ」あらすじ

近未来の日本では全国民のDNAデータ「プラチナデータ」を使った捜査が導入され、検挙率100%を打ち出していました。

神楽龍平は警察庁によって新設された特殊解析研究所の犯罪専門科学者であり、志賀所長の下でNF13について調査していました。

NF13とは連続猟奇殺人事件の犯人のことで、DNA検査結果に該当者がいないというものです。

ある日DNA捜査システムを開発した蓼科早樹とその兄がNF13に殺されてしまいます。

自閉症で引きこもりだった早樹の爪には皮膚片が残っており、DNA検査にかけると神楽龍平のものだとでますが、龍平は身に覚えがありません。

逃亡しようとしてもあらゆる監視カメラによって場所を突き止められてしまいます。

そんな時、逃亡を手伝ってくれたのは白鳥理沙でした。

龍平は理沙に何故逃亡を手伝ってくれるのかを聞くと、理沙はアメリカのスパイであり、早樹の作ったプラチナデータの欠点を補完するデータ「モーグル」を狙っていて、龍平に探すのを協力して欲しかったからだったのです。

捜査担当の刑事、浅間は捜査をしているうちに龍平が多重人格者であるが犯人ではないと思い始めます。

そんな折、理沙が殺されてしまいます。

浅間は龍平に追い迫り、手を組もうと相談を持ちかけ龍平は承諾します。

2人で調べるうちに龍平にはリュウという別人格がいること、リュウは早樹の恋人であることが分かり、やはり龍平が早樹を殺す訳が無いと判断します。

リュウの部屋に早樹を描いた絵があり、そこからモーグルのデータが出てきます。

モーグルのデータはNF13を無くすものでした。

今までは政府の高官や警察官僚などのデータをNFにすることで立場を保証していたのです。

モーグルのデータを使った結果、NF13は水上利江子と判明します。

龍平は、拳銃を向けた利江子を返り討ちにします。

浅間は龍平の本当の主人格はリュウのほうであること、多重人格を研究していた利江子によって人格を入れ替えられたことを話しました。

利江子は完全な遺伝子さえあれば肉体など必要ないと考え、殺人さえもなんとも思っていなかったのです。

そんな利江子を知った早樹が邪魔になり利江子は、早樹を殺したのでした。

本当に大切なのものは遺伝子なんかではなく、個人の意思だとリュウ(龍平)は気づきました。

映画「プラチナデータ」感想

遺伝子操作をすることで完全なるものが生み出せると錯覚する水上は、早樹と龍平の遺伝子データさえあれば良かったんですね。

とても悲しい考え方をする人だと思いました。

全てを科学で片付けようとするのは、大切な何かを無くしてきたからだと思います。

水上は死ぬ最後までそれに気づけませんでしたが、龍平は愛する早樹を亡くしたことで、悲しいことですが最後に気づけることが出来て良かったです。

水上の二の舞にはならないでしょう。

龍平が逃亡している最中の監視カメラの多さ、直ぐに居場所を突き止められる正確さに驚きながらも、近い未来にはこのような世界が出来上がっていたとしてもおかしくはないなぁと感じました。

近未来という設定でありながらNFのようなのは、もしかしたら既にあるのかも知れません。

ただ私たちが知らないだけで、、。

全てが全て善だけの世界ではないことを私たちに突きつけているような映画でした。

科学は心を置き去りにしてはいけないことを訴えているようでもありました。