映画「時代屋の女房」あらすじ

1980年代の松竹映画です。昭和全盛期の雰囲気が漂っています。出演は、渡部恒彦、夏目雅子、等、豪華メンバーが揃っています。
渡部恒彦が演じる、骨董店営む独身男「安さん」のところに、ある日、夏目雅子が演じる、猫を抱いた白いワンピースを着た美女「真弓」が突然現れます。二人は、そう時間も経たない間に、男女の関係に陥ります。それから、真弓は、猫と一緒に、安さんの家に居着いてしまいます。それはまるで、夫婦のように自然に暮らし始めました。近所の商店街の人たちも夫婦同様の関係として認められているかのような暮らしぶりでした。
しかし、真弓には不思議なところがあったのです。ある日、当然、ふらりと、安さんの家からいなくなるのです。そして、また、ふらりとまた戻ってくるのです。まるで、猫のような魔性の部分を持った女性でした。安さんは、夫婦でもなし、束縛する関係ではないと、特に咎める事もないのですが、内心は気が気ではありませんでした。
近所の馴染みの酒屋で、相談話になり、そこでの会話等は人情味溢れるほっこりとした雰囲気です。
商店街の人たちは皆、優しく人間味のある人たちばかりです。
商店街の人たち一人一人の個性は懐かしき良き時代を思い出させてくれます。
安さんは、真弓の留守中に、また謎の女とも出会ったりします。
かなり自由奔放な恋愛を通し、安さんは、束の間、店を休み、旅に出ます。そこでまた、人との出会いあり、笑いあり、涙あり。
最後は、元の骨董店へと戻り、店も再開するのですが、再び、また猫を抱いた真弓の姿が・・

映画「時代屋の女房」感想

舞台背景からして昭和な気分を味わえる映画です。どこか懐かしくノスタルジックな気分になります。今は亡き、夏目雅子が出演する数多い映画の中でも、こちらの映画で観た夏目雅子が一番魅力的で美しかったです。猫のように気まぐれて、自由奔放な恋愛をしている謎の女のはずなのですが、何故か、憎めない可愛らしさがあり、それを上手く表現されていると思います。ストーリーとしては、特別な感動を抱いたりすることもないのですが、人と人との温かい触れ合い、人情味を感じる映画です。恋愛物であり人情物であり、心が癒やされる感じがしました。この映画は何度も観ましたが、その度に、夏目雅子の魅力を見出していました。美しい夏目雅子の姿を何度でも観たくなる映画です。そして、現実には有り得ないようなこの映画での役の謎めいた部分には、少し憧れに似た感情を抱いてしまいます。
元気を出したい時、忘れていた何かを思い出したい時にまた何度でも観てたい映画です。